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若者殺しの時代
評価:
堀井 憲一郎
講談社
¥ 735
(2006-04-19)

JUGEMテーマ:読書

書評が面白かったので、つい読んでしまった。
なぜ「ある日とつぜん、綺麗な女の子たちが、アダルトビデオに出るようになってくれた」のか。 - 消毒しましょ!
404 Blog Not Found:若者殺しの時代からの逃走と闘争
この本は何か?
私は次のフレーズに集約されると思う(P.4)。
ただ「若者だってことだけで得をする時代」と「若者だってことだけで損をする時代」というものは確かにある。
...
いったい、境目はどこにあったのか?
それは「若者」という時代がきちんと限定され、みんなが明確に意識し、そこをターゲットにいろんなものが動き出してから、ですね。
すごく明確になったポイントは昭和の終わりごろにあるとおもう。
1980年代だ。
1980年代に、いくつかのことが用意され、いくつかのものが葬られ、いくつかのことが動きだし、いくつかのものは永遠にあと戻りができなくなった。


そして本書では、80~90年代のトピックスを元に、
著者なりの解釈を切り口にしている(P.198)。
1983年 恋愛のクリスマスが始まる
1987年 男子が恋愛のクリスマスに追いつく
1987年 TDLが聖地化しはじめる
1989年 貧乏を完全に捨てた
1989年 カルチャーとしての漫画を捨てた
1990年 文章は機械で書くものになる
1991年 ラブストーリーを見て女子が勝手に恋愛レートを上げた
1991年 その分男子のためのヘアヌードが安くなった
1993年 女子高生の性商品化が始まる
1997年 携帯電話社会が覆われる
1997年 大学の「単位」が「来る」もになり世界はバーチャルになる


この本は大まかに、次の流れで説明できると思う。
■ 80年代、社会が若者を市場と見做した
■ 社会が若者へ「楽しそうな世界」を誘導し始める
■ ロマンを希求する女の子にロマンティックな情報を提供した
■ 「女の子に嫌われないように行動しよう」という思想が生まれた
■ お姫さまとなって女の子は恋愛のレートを上げた
■ 厳しい賭場から弾き出された若者(男の子も女の子も)は、何を売れば良いか、分からなくなった
■ 「こいつは見どころがある」程度のレベルでは、可能性があるだけでは、相手にしてもらえなくなった
■ そこから逃れるため、消費者を王様のような気分にさせてくれる商品やサービスに手を出すようになった
■ 世界は王で満ち溢れるも、自分中心に動いてくれず、世界と自分の折り合いがつけにくくなっている

著者の、若者へのメッセージはこれだ(P.192)。
若い人が居場所を確保する可能性は2つ。
1つはこの社会を破壊すること。
もう1つは、社会から逃げること。
破壊は大変だ。豊かな世界は壊しにくい。
逃げるには、1つは伝統文化を身につけることだろう。とにかくいまのシステムをやわらかく否定するしかない。
...
カラダを使って、あとは勘と度胸で乗り切ってくれ。
すきあらば、逃げろ。一緒に沈むな。
うまく、逃げてくれ。
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| 本読みの記録 | 2010/09/21 11:13 PM |
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