D.I.'s Memorandum

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狼と香辛料〈8,9〉対立の町
JUGEMテーマ:読書

夢中で読んでしまった。
上巻は、場面設定の描写と、
ロレンスが商売人としての壁を実感する印象だ。
下巻は、大きな企てに巻き込まれる話。
ロレンスとホロの駆け引き、
ロレンスと町商売人との駆け引き、が面白い。
個人的には、ロレンスの苦悩が共感を呼ぶ。

狼と香辛料〈9〉対立の町(下) (電撃文庫)
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下巻(P.34)
味方は、一人でも多いほうがいい。
ホロはロレンスに何と言った?
人を使うことに慣れろという指摘は、そのまま他人を信用しろ、と言い換えることもできる。
そして、それは多対多を戦い抜くために必要で、またとても重要なことになる。

下巻(P.111)
「それに、大きな仕事を任せられた者が、今にもその重さに潰されそうになっておったらどうじゃろう?安心して任せられるかや?」
これまで一人で商売し、一人で悩み苦しんできたせいで、あまり気にしてこなかった。
誰かを使うという発想そのものが希薄で、思考はすぐに停止してしまう。
自分の手の届く範囲であれば、ロレンスは自分がそれなりに戦えると思っていた。
しかし、世の中には腕よりも長い槍や、弓で戦うものだって溢れるほどいるのだ。
そして、戦の勝敗を決するのは剣すら手に取らない指揮官の指示だったりする。

下巻(P.229)
行商人をしていて、荷馬車の上で続く一人旅が孤独なものだったことは確かだ。それでも、自分ひとりの心配だけをしていればいい、という利点も理解していた。
本当なら、行商人だって、その気になれば訪れる町で所帯を持つこともできる。それをしなかったのは、自分が臆病なお人好しだからと分かっていたからだ。
行商とは、出会いと別れの永遠の旅路。
次の町でもっといい商品と出会えると期待するなら、どうしても目の前の商品だけで満足する?
...
行商人の呪いは、ある種の言い訳という意味だってある。人と人との関係は、金で割り切れるようなものではない。金で何もかもを判断できるのならば、エープとキーマンの間に挟まれてあんなにも同様はしないはずだ。
...
だからこそ、金よりも重要な他人との関係を、金よりも得るのが難しい高嶺の花、と思い込むことで遠ざけようとする。
荷馬車に積める積荷の量は決まっていて、それは自分の心でも同様だ。
自分の器の広さは知っている。
...
しかし、器にはいつだって別のものが入り込み、大事なものすら押し出そうとする。
それは好奇心旺盛な商人には健全なことかもしれないし、修道士のような鉄の意志を持たない凡人ではどうしようもないことかもしれない。
それでも、器の中から色々なものが溢れないように、本当に大事なモノはこぼさないようにとあたふたしてきたこれまでの旅は、波風立たない一人での行商よりは断然に面白かった。
そう、面白かった。面白かったのだ。
...
泥をすすり地を這いずり回り、それでも積荷を次の町に全て運びきるのが行商人のはず。
積荷は決して落としてはならない。
どんな困難にあっても絶対に落としてはならない。

下巻(P.265)
「道は、3つありんす」
...
「1つは諦める、1つはわっちに頼む。もう1つは」
「一か八かで行ってみる。」
...
「なるようになることはあるものだ。切羽詰ったときには詭弁ほど強いものはない。それが真実かどうか確かめるすべがないのなら、その場で最も反論できない案を出したものが勝ちだ。」
...
「その当ては?あるんですか?」
コルの目を見れない。
年をとるというのは、他人どころか自分も誤魔化す術を身につけていくことにほかならない。
「なくても、作るんだ」
「そんなっ」
「全ての難問に満足いく答えがあるわけではありんせん」
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