オリンピックが始まる。これは見ねばなりません。
ただ、我が家にはテレビがないので、PC上で見ることにしました。
これは結構面倒で、結局音声出力を得ることができませんでした。
が、余計な音があると邪魔だと思えば、それはそれで良いとします。
FreeBSDで使えるTVキャプチャー・ボードは、
Connexant社製のBT8*8というチップが積んであるものであれば良いとされています。
私の手元には、AD-TV52PRO(アルファデータ)のボードがあったので、
それを用いました。他にも玄人志向のBT878A-TVPCIを使いましたが、
同じようなものでした。
1)
カード/チューナーの指定
/usr/src/sys/dev/bktr/にある、bktr_card.hとbktr_tuner.hを見て、
自分のカードに合うものがあればその番号を控える。
私の場合、特になかったので、次にした。
#define CARD_UNKNOWN 0
#define PHILIPS_NTSC 4
2)
カーネルの編集
本来なら、カーネルのコンパイルについての項を先に設けるべきだったが、
ここはここで説明することにする。
# cd /usr/src/sys/i386/conf
ここに"GENERIC"という初期時のカーネルがあるので、
これをコピーして使うことになる。これがカーネルの再構成である。
# cp GENERIC (適当な名前)
# vi (適当な名前)
ここでは最低限必要な編集だけを考える(+は編集したところの意味)。
+ ident (適当な名前) <- GENERIC
+ device pcm # Sound Config
+ device smbus
+ device iicbus
+ device iicbb
+ device bktr # Capture device
+ options OVERRIDE_CARD=0
+ options OVERRIDE_TUNER=4
1つ目以外は、最後の行に書き加える。
1つ目の意味は、このカーネルの名前である。
2つ目は、一般的なサウンド・カードに対応する。
3~5つ目は、おまじないと思ってください。
6つ目は、今回のキモとなります。これがBT8*8系のデバイスとなります。
7,8つ目は、カードとチューナーの設定です。
1)を参照の上、適宜変更が必要になります。
又は、ここで設定せずにも、sysctlでも設定できる。
# sysctl -w hw.bt848.card=0
# sysctl -w hw.bt848.tuner=4
2)
カーネルのコンパイル(再構成)
# config (適当な名前)
# cd ../compile/(適当な名前)
# make depend
# make
# make install
# reboot
もし途中でコケたら、やり直すこと(参照:
カーネルのコンパイル)。
3)
Fxtv
# cd /usr/ports
# portinstall -r multimedia/fxtv
4)
Fxtvの設定
/usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/Fxtvを$編集する。
Fxtv*inputFormat: ntscj
Fxtv*defaultInput: tuner
Fxtv*defaultAudioInput: tuner
Fxtv*tunerMode: antenna (ケーブルの場合はcable)
Fxtv*cableFreqSet: jpncable
Fxtv*cableStationList:
Fxtv*antennaFreqSet: jpnbcst
Fxtv*antennaStationList: NHK(2) MBS(4) ABC(6) KTV(8) YTV(10)
あとは
> fxtv &
で起動するはずである。
参考URL:
FXTVによるTV表示
UNIXでTVを見よう