D.I.'s Memorandum

日常の切出し、自己投資の感想、Mac等の設定、響いた言葉、リンクなど。
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「ゲームの名は誘拐」
ゲームの名は誘拐
ゲームの名は誘拐
東野 圭吾

初めてこの作者の本を読むと思う。背表紙に
前代未聞の誘拐小説!
事件は犯人側からのみ描かれる。
果たして警察は動いているのか?
と、なかなか魅きつけられるコピーである。
広告代理店に務める主人公が、仕事先のプロジェクトを、
その副社長自らに降格させられるところから始まる。
降格に不満を覚え、お酒の勢いもあり、副社長の自宅に行くと、
その塀から乗り越える女の影が。。。実は、副社長の娘だった。
その彼女と、副社長にゲームでの勝負を挑み、勝負があった。。。
ように見えるが、そのどんでん返しがまた面白い。

垣根亮介のように描写の細かいながらもテンポ良く進むのではなく、
サクサクとテンポ良く進む感じがある。
腰を据えて読むと言うより、電車の中で楽しんで読む印象である。
amazon.co.jpでは評価が低い様子だが、普通以上に楽しめると思う。
「サウダージ」
サウダージ
サウダージ
垣根 涼介

「ワイルド・ソウル」、「ギャングスター・レッスン」に引き続き、
垣根 涼介の本である。今回は早く読み終わってしまった。
ギャング~(まだ読んでいないが「ヒートアイランド」)に引き続き、
裏金を専門に狙う3人組の物語である。
今回のポイントは、現在の3人になる前にグループに呼ばれたものの、
適していないと追い出された関根が主人公となる。
なぜ追い出されたのか、なぜ彼の代わりにアキなのか。
また、各々とつき合う女性との関り合い。
そして、関根の隠された過去が「ワイルド・ソウル」につながる。

話のテンポ、緊張感は、作者お得意なもので、
垣根ジェットコースタはどきどきと楽しませて頂きました。
個人的な感想として、関根のつき合う女性DDの我儘ぶりに辟易しました。
それに対してアキがつき合った佐々木和子という女性は、
ある意味良過ぎる感もありますが、男性の理想像っぽい気がします。
まぁ、そのくらい作者の罠にはまったということかもしれませんが。
気になったのは、関根の過去が「ワイルド・ソウル」的過ぎること。
難しいもので、過去をどれだけ振り返るかはその人によるが、
確かに国籍が違うからという理由で差別する方もする方である。
だからと言って、それを大声にするのも必ずしも良いとは思わない。

正しい事実・根源がどこにあるかを見極めることであろう。
そういう意味では、関根の暗い部分に気がついた柿沢は
泥棒ながらあっぱれであろう。そういう人物になりたいものである。
ギャングスター・レッスン
ギャングスター・レッスン
ギャングスター・レッスン
垣根 涼介

垣根 涼介の本は「ワイルド・ソウル」以来である。
斬新な発想と、重いテーマが同居するハード・ボイルドならぬ、
ワイルドリ・ボイルドだと思う、こんな言葉はないと思うが。
斬新な発想は表に出てこない裏のお金を計画的に強奪するところであり、
またギャング・スターを育てるところなぞ圧巻であり、
読んでいて感心する。こんな風に私自身もやらないと身につかないなと、
イタイ部分であろう。
重いテーマは今の社会の構造であろう。これは主人公のアキに関わることなので、
というよりも前作の「ヒートアイランド」に関わるらしいので(未読)、
あまり触れない。

読んでいる時はかぁっときます。また、刺激的でお勧めです。
なんだか今回は文章になっていません。すみません。
たぶん、次の本を読み始めているので混ざり始めているのかもしれません。。。
「のだめカンタービレ」
のだめカンタービレ
【作者】二ノ宮知子 【出版社】講談社

もし貴方がクラッシック音楽が好きなら、この漫画はハマるはずである。
めちゃくちゃな演奏しかできないピアニストの卵と、
飛行機に乗れないために世界に飛び出せない天才的な音楽演奏家と、
その仲間たちが繰り広げる音楽の世界が、この漫画の舞台である。
もちろん、現実はこの漫画のように話がとんとんと進む訳ではないが、
音楽をやったことがある人にしか語れない、ぴしゃりと音楽が合う時の喜びが
多いなる共感とともに表現されていると思う。
もちろん、それに伴うオチもあるものの、その笑いの分だけ
素晴しい色と形の見える音楽を感じる感覚に、読んでいるだけで鳥肌を覚える。
Apache2の設定メモ
Apacheは世界中で使われている、Webを見るための土台部である。
我々が見ているHPのほとんどが、Apacheのおかげである。
詳しくは他のサイトを見て欲しい。

1)導入
# cd /usr/ports
# portinstall -r www/apache2

2)設定
ここがとても迷うところである。
Apacheの設定ファイルは/usr/local/etc/apache2にある。
大概の設定項目はhttpd.confを編集すれば良い。
まずはコピーを念のために作っておく
(但し、httpd-std.confというコピーがあるが)。

3)編集
最低限の設定をしたいので、次をいじる。
但し、<=の右辺は編集前の状態を記す。
3-a) User/Group
Apache自身が動く時のデーモンのユーザー/グループ名である。
通常はnobodyを使用する。
User nobody <= User www
Group nobody <= User www
3-b) ServerAdmin / Servername
私は外部への公開は考えていないので、適当な名前にする。
ServerAdmin webmaster@hoge.com <= you@example.com
ServerName www.hoge.net:80 <= www.example.com
LAN内部でこのアドレスを叩くと、Apacheの画面になる。
(後編集:どうせ内部のみの公開なので、実はいらないかもしれない。)
3-c)
一般に各ユーザーのHPは、各ユーザーのホーム・ディレクトリの
public_htmlに置かれることが多い。ここでもそれを採用する。
~までのコメントを外す。
3-4) Language Priority
もちろん、日本語を優先したので、
LanguagePriority ja en ca cs ... <= LanguagePriority en ca cs...
である。
3-5) 日本語文字化け対策
AddDefaultCharset ISO-8859-1となっているのをコメント・アウトする。

4) 自動起動
/etc/rc.confに次を記入すること。
apache2_enable="YES"
これで次回起動時にApache2も起動するはずである。
今起動させたかったら、
# apachectl configtest
でSyntax OKが出るのを確認して(もし出ないのなら、httpd.confを見直す)、
# apachectl start
これで起動するはず。

5) 確認
Mozillaを起動させ、192.168.0.1、もしくはlocalhostで、
Apacheのページが表示されたら問題ないであろう。

参考サイト:
0からのApache
apache2 設定方法
Apache 2
apache2
Xでテレビを見る
オリンピックが始まる。これは見ねばなりません。
ただ、我が家にはテレビがないので、PC上で見ることにしました。
これは結構面倒で、結局音声出力を得ることができませんでした。
が、余計な音があると邪魔だと思えば、それはそれで良いとします。

FreeBSDで使えるTVキャプチャー・ボードは、
Connexant社製のBT8*8というチップが積んであるものであれば良いとされています。
私の手元には、AD-TV52PRO(アルファデータ)のボードがあったので、
それを用いました。他にも玄人志向のBT878A-TVPCIを使いましたが、
同じようなものでした。

1)カード/チューナーの指定
/usr/src/sys/dev/bktr/にある、bktr_card.hとbktr_tuner.hを見て、
自分のカードに合うものがあればその番号を控える。
私の場合、特になかったので、次にした。
#define CARD_UNKNOWN 0
#define PHILIPS_NTSC 4

2)カーネルの編集
本来なら、カーネルのコンパイルについての項を先に設けるべきだったが、
ここはここで説明することにする。
# cd /usr/src/sys/i386/conf
ここに"GENERIC"という初期時のカーネルがあるので、
これをコピーして使うことになる。これがカーネルの再構成である。
# cp GENERIC (適当な名前)
# vi (適当な名前)
ここでは最低限必要な編集だけを考える(+は編集したところの意味)。
+ ident (適当な名前) <- GENERIC
+ device pcm # Sound Config
+ device smbus
+ device iicbus
+ device iicbb
+ device bktr # Capture device
+ options OVERRIDE_CARD=0
+ options OVERRIDE_TUNER=4
1つ目以外は、最後の行に書き加える。
1つ目の意味は、このカーネルの名前である。
2つ目は、一般的なサウンド・カードに対応する。
3~5つ目は、おまじないと思ってください。
6つ目は、今回のキモとなります。これがBT8*8系のデバイスとなります。
7,8つ目は、カードとチューナーの設定です。
1)を参照の上、適宜変更が必要になります。
又は、ここで設定せずにも、sysctlでも設定できる。
# sysctl -w hw.bt848.card=0
# sysctl -w hw.bt848.tuner=4

2)カーネルのコンパイル(再構成)
# config (適当な名前)
# cd ../compile/(適当な名前)
# make depend
# make
# make install
# reboot
もし途中でコケたら、やり直すこと(参照:カーネルのコンパイル)。

3)Fxtv
# cd /usr/ports
# portinstall -r multimedia/fxtv

4)Fxtvの設定
/usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/Fxtvを$編集する。
Fxtv*inputFormat: ntscj
Fxtv*defaultInput: tuner
Fxtv*defaultAudioInput: tuner
Fxtv*tunerMode: antenna (ケーブルの場合はcable)
Fxtv*cableFreqSet: jpncable
Fxtv*cableStationList:
Fxtv*antennaFreqSet: jpnbcst
Fxtv*antennaStationList: NHK(2) MBS(4) ABC(6) KTV(8) YTV(10)

あとは
> fxtv &
で起動するはずである。

参考URL:
FXTVによるTV表示
UNIXでTVを見よう
音を出す - サウンドの設定
他のOSでは簡単にできる"音"の設定は、
昔のFreeBSDでは苦労が必要だったらしい。
が、最近はとても楽にできるらしい
(参照:サウンドカードの設定)

まずは、/boot/defaults/loader.confで利用可能な
モジュールがあるかを確認する必要がある。
私の場合、オンボード・サウンド・カードで済ませようと思うので、 "All sound drivers"で済ませることにした。
# kldload snd_driver
で、/boot/loader.confに
snd_driver="YES"
と書き込むだけである。再起動し、
# grep pcm /var/run/dmesg.boot
でpcm0が認識されていればOKのはずである。ちなみに私の場合、
Preloaded elf module "/boot/kernel/snd_pcm.ko" at 0xc09ec354.
pcm0: port 0xd800-0xd83f,0xd400-0xd4ff mem 0xe4003000-0xe40030ff,0xe4002000-0xe40021ff irq 11 at device 31.5 on pci0
pcm0:
見ての通り、という
"AC97"という枯れたオーディオが認識されていることがわかる。
THUNDERBIRDS are GO!
THUNDERBIRDS

映画を見てきました。
素直に楽しく、小ネタ満載の面白い映画でしたよ!
あんな風にアリエナイ発想をするのは、日本人には難しいのですよね。
つい普段に慣れきってしまった時にこういう映画を見ると、
"よしっ、たまにはスカッといくか!"と思えてくるから好きです。
発想の転換ですよ。

って、つい使いもしないスクリーンセーバーをダウンロードしちゃいました。
行列演算と描画ソフト - OctaveとGnuplot
OctaveGnuplotは、
行列演算ソフトと、描画を行うソフトである。
これを使えば、データ解析や信号処理を自分なに組むことができる。
Excelとかではできない行列演算がとても簡単にできるのが魅力的だ。
この演算結果を図示する時にGnuplotが活躍する。
これを使えば、2Dでも3Dのグラプでも表示でき、
また動かすことができる(らしい)。

市販のソフトではMatlabが機能も充実していて有名であるが、
個人で使うには高い。
また、同じようにフリーなものではRが有名である。
こちらは統計屋さんには評判のソフトであり、こちらも優秀である。
まともな人
まともな人
まともな人
養老 孟司

私は養老さんの本が好きである。なぜなら考え方が「まとも」だからだ。
この「まとも」とは、とても自然であるという意味である。
自然とは、政治的だったり、思想的だったり、何らかの欲に引っ張られていない、
という意味を念頭に置いている。「ああすれば、こうなる」式の考え方に基づいている。

面白かったのは、単純な系と複雑な系の相違であった。
理工系にいたものとしては、どんなに複雑な系でも複数の単純な系に
基づいていると考えることが多い。
そのため、まず制約条件の緩い理想的な状態でのモデルを考え、
モデルにおける最適解を考え、だんだん制約条件を厳しくする。
その結果、複数のモデルにおいて最適化を行っていけば、
全体としてのつながりを持つと考えるのである。
なぜなら、上手くいくものの裏には必ず美しい仕掛けがあると信じているからである。
それが数学的モデルであり、科学だからである。

しかしながら実世界においてはそんな簡単にいかないであろう。
人間が作り出した系(機械、仕組み、など)であれば大概うまくいくが、
人間でない自然が作り出したものはあまりにも複雑過ぎて、
そんな小細工(というと悔しいが)では通じないことがほとんどである。
例えば人間の感情もその1つであろう。だから面白いのもかもしれないが。

他に面白かったのものとしては、人間の個性はどこに宿るか論である。
一般的には、個性とは心や感情、頭にやどると考えられるが、
彼の論によると、頭は共通項であり、個性とは体であると。
個人的にこれは新鮮であり、また納得するところがあった。
行動と性格は多いに密接していると思うからである。
性格を変えるには行動を変え、行動を変えれば性格が変わるからである。
個性とはその人の行動であり、つまりは体に密接しているのである。

一体全体、人はどのようにして生きれば良いのだろうか。
少なくとも現在の我々大半の生き方は、それと反していると言えるであろう。
民主主義のもとに経済を優先させるような社会はまた、違うであろう。
乱暴な言い方をするなら、今のように世界的な大きな系は
人間が理解することのできる系ではないのであろう。
まずは身の周りの小さな系(例えば家族、友人)を理解し、
それを少しずつ確認・見直していく必要があるのであろう。
いま一度、自分を振り返ろう。
なぜなら、自分の2割は間違っていると思った方が良いのだから。
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