眠い日々が続いている。
今日の講義は基本的にゲームで終わった。
3つのゲームを通して、Global Business Managerに
必要なことを学ぼうというのである。
1つ目。
まず4つのグループに分かれる。
ホワイト・ボードに長方形を書き、それを真ん中で四等分する。
その領域の中がそれぞれのグループの領土とし、
真ん中の交点はNobody's Land、つまりどこにも属さない。
ルールは、
1) 各グループは他のグループに交渉をしに行き、
自分の領土(の端)から他グループの領土(の端)まで
道路をひかせてもらう。1本の道路で$100が入るとする。
相手のグループに謝礼として、$100からいくらかを渡すこともできる。
2) 他のグループの領土に入る時には、必ず許可が必要である。
相手のグループに謝礼をすることもできる。
3) 他のグループBの領土内にある、グループCの道路を横切る時には、
グループBの領土に入る許可と一緒に、グループCの道路を横切るための
許可が必要となる。どちらも謝礼をすることができる。
4) 自領土にある道路の許可を一方的に無効にすることができる。
この結果、最終的にもっとも利益を上げたグループの勝ちである。
これの面白い所は、人種に関らず、同じような傾向にあるらしい。
このゲームで必要なのは、
1) Trust: 他のグループを信用すること
2) Polarization: 隣り合ったグループ同士で利益拡大をすると、
他のグループが良い思いをしないため、信頼できなくなる。
3) Cooporation: 利己主義にならず、お互いに助け合うことで、
皆が利益を得られるようにすること
であろう。
2つ目。
同じようにグループに分かれ、幾つか役割を決める。
役割はCEO, Council, Account, Represetativeである。
各グループには袋とX, Yのコインが渡され、
各ラウンド毎に袋の中にどちらかのコインを入れる。
全グループのコインのパターンによって、
加算されるポイントが変わるのである。
そのパターンは、
X,X,X,X : ポイントの1倍だけ損をする。
X,X,X,Y: Xのグループは1倍儲け、Yのグループは3倍損をする。
X,X,Y,Y: Xのグループは2倍儲け、Yのグループは2倍損をする。
X,Y,Y,Y: Xのグループは3倍儲け、Yのグループは1倍損をする。
Y,Y,Y,Y: ポイントの1倍だけ儲ける。
リーダーは、ラウンド毎にポイントを設定する。
最終的な目標は96ポイント以上であること、
9ラウンドを終えた時に最も多くのポイントも持つこと。
まず、Representativeが集まり、それぞれのグループが
次にどのコインを出すかを相談し、お互いの腹を探る。
そしてその相談を元に各グループがコインを決める。
どのグループがどのコインを出したかを発表して、
各グループのポイントを明記していく。
これによって、どのグループがどこで裏切ったかがわかる。
このゲームの面白い所は、どこで誰がどう裏切るか、
どうやって裏をかくか、なかなか白熱するのである。
ビジネスにも2種類ある。
先程のゲームはJoint Venture的なもので、
共存共栄していかないと利益を得られないのに対し、
今度のゲームはCompetivieなものであり、
いかに他を出し抜くかである。
これを、前者をWin/Winモデル、後者をWin/Loseモデルと呼ぶ。
このゲームのポイントは、戦略をどうるかである。
重要なのは、閉鎖的な情報を鵜呑みにしないこと。
96ポイント以上と条件付けをしたが、正直あまり関係がない。
これはちょうど、インドの情報を日本で仕入れるようなものである。
必ず、インドの情報は現地のデータを元に分析すること。
3つ目。
2cm位のCubeをたくさん用意する。
各グループから2人を選択する。
1人目の組立てる人は椅子に座り、利き手ではない方で手で、
目隠しをした状態で積み木を組立てる。しゃべってはいけない。
2人目は、1人目に指示のみを出すこと。
グループは、3分でどれくらいの高さのブロックを、
どれだけの数を組立てられるか、戦略を練る。
大概のグループは、2人目が1人目に指示を出し、
それなりの形のものを作ることができるだろう。
Niketは僕を連れ出し、デモをやってみせた。
始めに彼は言った。
俺はお前を信頼している。
お前も俺も信頼しているだろう?
そしたら、
1) 自分の好きなように組立てること
2) ブロックしにして持ち上げるのではなく、
1つずつを積み重ねていけば良いこと
3) 高さを測ろうとしないで良いこと
4) 倒れても良いから、そのままにして続けること
いざやり始めると、彼は近くの壁を背中にして、
"Good", "Calm down", "Okay", ...
しか言わない。幾つも組立ち、倒れ、それを繰替えす。
時間を終えてみると、7、8段の高さのものができていた。
このゲームで言いたいことは、
1) Never ever underestimate yourself / your compnay & product.
2) Trust your joint venture.
である。
遠くから現地の様子を見ないで、あーだこーだと言わずに、
信頼したパートナーに任せよ、とのこと。
全ゲームを通して言いたいことは、
1) Train Your Partner Properly
2) Give Your Partner Responsibility
3) Trust Your Partner and Let Him Go.
4) Risk Have to be Taken.
5) Play Big Game
である。心に刻まねば。
夜は夜で、プレゼンの用意。
昨日と大分変わるが、資料を集めるのに苦労する。
そして倒れる。明日のヨガは無理だ。