国家の品格
藤原 正彦
本屋で立ち読みをして、購入する程でもないと判断したが、
父親が購入して貸してくれたので、読んでみることにした。
件名はこの本最後にあった、ポール・クローデルの言葉である。
一番印象的であった。
全体として、武士道を振り回している感じがするが、
考えは嫌いではない。ただ、もう少し整理して欲しいと感じた。
精神的な支柱を日本人の中で探すとなると、
やはり武士道に行きついてしまうのだろうか。
武士道と一言で言うも、その中には神道の要素や
禅の要素などが多々含まれている。
つまり、表現としての"武士道"なのだろう。
本質として、それが何を表すのか、
武士道という言葉を使わずに説明できれば、
それが日本人の指標になるだろう。