D.I.'s Memorandum

日常の切出し、自己投資の感想、Mac等の設定、響いた言葉、リンクなど。
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マネーロンダリング
JUGEMテーマ:読書

次の記事を読み、手にとった1冊。
■ 絶対読みたい!経済小説 おすすめ15作家 48作品!! - No Money, No Freedom
それにしても、濃い1冊だ。
著者自身が「海外投資を楽しむ会(AIC)」の創設メンバーだけあり、
その知識量というか、リアル感が半端なく伝わる。

香港人の友達が少なからずいるので、こういうのに笑ってしまう。
香港には3種類の人間がいる。
金を受け取ってから働く奴と、金を受け取っても働かない奴。そして絶対に付き合ってはいけないのは、金はいらないから働きたいという奴。(P.95)

気をつけないとね(笑)。
紹介者のメンツを潰せば、香港社会では行きていけない。これが香港のビジネスを支配する鉄の掟で、逆に言えば、自分とは関係ない人間には何をしてもいいということになる。(P.102)

これ、本当かな?まだ使えるのかね。。。
次のサイトが参考になるかも。
■ AIC:海外投資の税金 Q&A:【Q-008】外国投資信託(契約型)の譲渡益に対する課税はどうなりますか?
「たとえば割引債を外国の金融機関で購入して、満期日前に売却すると、どういうわけか日本の税法では税金がかからないことになっています。一般の債権でも、利札(クーポン)の配当は申告対象ですが、売却益(キャピタル・ゲイン)は無税です。
あるいは、契約型の投資信託(ファンド)をりようしてもいい。日本の税法では、外国籍の契約型投信の売却益は債権と同じとみなされ無税です。税法上は、配当のない外国籍の契約型投信は合法的無税商品になってしまう。世界中を探せば、そういう投信はいくらでも見つかる。
それを利用して、海外の割引サイト、配当のない契約型投信だけに投資すれば、何百億円運用しても合法的に一線の税金を払わなくて済む。税務署がどう判断するか走りませんけど。」
...
割引債とは、利払いがないかわりに、90円で売って5年後に100円で償還するような債権だ。アメリカの国債市場では、証書からクーポンを切り離した割引債が大量に流通している。
日本の金融機関で割引債を購入すると、最初に償還差益の18%の税金を源泉徴収される。一方、同じ割引債を海外の金融機関で購入し、中途で売却すれば税金はかからない。不思議な話だが、理屈上、日本の税法ではそうなっている。
一方、投資信託には、投資家が株主になる<会社型>と、投資家が受益証券という契約書を購入する<契約型>がある。この内契約型投信は、国内で設定されたものは売却益、配当益ともに20%の源泉徴収課税の対象になるが、どういうわけか、外国籍の契約型投信は債権と同じとみなされて、売却益に課税されない。したがって、配当のない契約型ファンドがあれば、割引サイトと同様に、合法的な非課税商品になる。(P.162)

これ、今はどうなってるのだろう。
非居住者への譲渡、ではなく、贈与をすることで、
贈与される側が非居住者であれば、またタックスヘイブンであれば、課税はされまい。
だが、贈与する側にチェックは入る可能性はあるかもしれないね。
以前は、日本国籍を持っていても非居住者であれば、相続税・贈与税はかからなかった。自分の子供を海外駐在などに出し、非居住者にしてから生前贈与してしまえば、いくらでも無税で財産を残すことが出来た。だが、一部の税理士・公認会計士がこの手法を活用した相続税対策を指南し、それが富裕層に広く知られるようになったために、200年4月の租税特別措置法改正で、相続人が非居住者であっても、日本国籍を有していれば課税対象課税対象に加えられることになった。
現在では、この方法で相続税を逃れるためには、相続人と被相続人がともに非居住者となり、5年以上、日本国内に居住していないことが条件となっている。贈与税もこの規定に準ずるため、たとえ秋生が非居住者であっても、倉田老人が日本国内に住んでいる以上、贈与を受ければ課税扱いになってしまう。そのため、日本国籍をもたない相手に贈与する必要が生じたわけだ。(P.168)

確かにそうかもしれない。。。
新興国で銀行口座開設して来ようかな。
はじめて倉田老人に会った時、「資産運用に成功する方法は何か?」と聞かれた。秋生はしばらく考えて、「資産運用しないこと、税金を払わないこと」と答えた。
...
リスクをとって勝負しても、マーケットに勝てるのは、ごく一部の選ばれた天才たちだけだ。そんなことなら、大多数の人間は最初から投資などしない方がいい。一方、税金を払わなけr場、その分だけ確実に利回りが上がる。これはノーリスクで、そのうえ誰にでもできる確実な方法だ。どんなプロでも、税コストを安定的に上回る運用をすることは簡単ではない。
そう考えれば、いちばん賢い資産運用術は、資金をオフショアバンクの定期預金にでも預け、後はほったらかしておくことだ。あくまでも適法性にこだわるのなら、割引米国債や契約型の債券ファンドでもいい。同時多発テロ後は、FRBの相次ぐ金利引き下げで利回りは下がってしまったが、2001年始めまでならドル建てで年5%の金利はついた。この実質利率で複利の運用ができれば、余計なリスクを取るよりずっとマシだ。(P.173)

これはどこまで本当だろうか。。。
香港の金融機関の守秘性については、どんな客からも必ず聞かれる。日本では、香港の銀行に開いた口座は日本お税務署に筒抜けになっている、という話が広く信じれている。
実際には、日本の税務署が確実に口座の中身を把握できるのは日系の金融機関だけだ。香港の金融機関は中国の金融当局の管轄下なので、表向きはなんの調査権もない。ただし、大手の金融機関は日本でも営業活動を行っているので、これを人質にして情報提供を迫られた時にどのように対応するかは微妙だ。しかし、問題はもっと別のところにある。
社会が秘密結社化している中国においては、企業の倫理規定よりも個人のネットワークが優先される。それは、香港でも同じだ。金融機関の中にコネクションさえ持っていれば、口座の中身を知ることはじつは難しくない。外国人の秋生ですら、特定の幾つかの銀行なら電話1本で第3者の取引や資産内容を照会できる。香港に現地駐在までおいていると言われる日本の税務当局が、同様のネットワークを持っていないはずはない。その意味では、完璧な守秘性は期待できない。だからといって、口座内容が筒抜けになるわけではなく、あくまでも大口の脱税など、税務当局にマークされた場合のことだ。(P.204)
今いる仲間で「最強のチーム」をつくる 自ら成長する組織に変わる「チームシップ」の高め方
JUGEMテーマ:読書

所属するチームの雰囲気が良くなかったので、どうにかしたい一心で、
前から気になっていた1冊を手にとった次第だが、
新しいMgr.が入ると聞き、ご無沙汰になってしまったという経緯がある。

正直な感想としては、前に読んだ本を超えることはなかった。
■ チーム・ダーウィン 「学習する組織」だけが生き残る | D.I.'s Memorandum

ただ、印象的だったのは次のこと。
■ 自発的に仕事をするスタッフのやる気をそぐような経営をしている企業はありません。しかし一方で、普通の人が自発的に仕事をする仕組みを持つ企業もないのです。
→悪循環を防ぐには「人に自発的に動いてもらう仕組み」が必要になります。
■ 人が自発的に動くには、「自分で目標を設定する」ことが必要だということです。
■ 「大体、人の話というのは、どんなに話がうまい人でも7割くらいしか伝わらないものだ」と。
→自分が伝えたことをさらに別の人に伝えてもらおうとすれば、70% * 70%=49%しか次の人には伝わらないわけです。まさに話半分。
人に話をするときは、せめて8割伝えるように努力しましょう
→8割伝えるよう努力すれば、80% * 80% = 64%にもなります。
■ 同じ話でも、印象的なストーリーがあることで、世界で1つの大切なチームになります
→人がストーリーに惹かれるのは、論理的なスペックよりも、感性を重視するからです。
■ 欧米などのローコンテキスト文化では、コミュニケーションのスタイルと考え方が全く違います。それらの地域では、コンテキストに依存するのではなく、あくまで言語によるコミュニケーションを取ります。
ハイコンテキスト文化でのコミュニケーションでは、聞き手のスキルが期待されます。
ローコンテキスト文化では、話し手の責任が重く、高い伝達スキルが要求されます。

著者は生命保険会社での経験もあるとのことで、
ここで紹介されている手法や経験は、妙に親しみがある気がした。
それは、営業店を任されているオフィス・マネージャーを彷彿させたからだ。
彼らが営業さんを指導して、オフィスを率いていく姿勢は、まさにこれだと思う。
年収は「住むところ」で決まる -雇用とイノベーションの都市経済学-
JUGEMテーマ:読書

ヨガを続けている身としては、次の記事のタイトルで惹かれたところもある。
■ 『年収は「住むところ」で決まる』 プログラマーが多い街にはヨガ教室が多い - HONZ
本の構成として、アメリカを始めとする事例を色々と紹介しているが、
この本で伝えたいことをポイントにすると次のようになる。
重要なのは、形にある製品(たとえば電気自動車用の高性能のリチウム電池など)をつくっているか、形のないもの(たとえば高性能の検索エンジンなど)をつくっているかではない。大事なのは、製品にせよサービスにせよ、革新的で、ほかに類がなく、簡単には模倣されないものをつくっているかだ。厳しいグローバル競争の中で高級の雇用を生み出す方法は、それ以外にない。(P.77)

ハイテク関連の雇用には「5倍」の乗数効果がある
...
イノベーション産業は労働市場に占める割合こそわずかだが、それよりはるかに多くの雇用を地域に生み出し、地域経済のあり方を決定づけている。貿易部門の産業が堅調なら、その産業内に高給の雇用を創出することで地域経済に直接的に恩恵をもたらし、さらには地域の非貿易部門にも雇用を生み出すという形で間接的にも地域経済に恩恵をもたらす。しかも、そうした間接的な効果は、直接的な効果よりはるかに大きい。(P.82)

隣人の教育レベルがあなたの給料を決める
地域の人的資本の充実度とその地域の賃金水準の間には、きわめて強い結びつきがある。
...
ある年に教育レベルの高い人が大勢集まれば、その歳が新しい働き方を生み出す力も強まる傾向がある。(P.132)

変化に適応するか、さもなくば死か
都市は、衰退し始めた産業にいつまでも固執してはならない。衰退の歯止めがきかなくなる前に、その都市の強みを活かして変身を遂げるべきだ。負の連鎖にはまり込まないうちに、新しい一歩を踏み出す必要がある。もしそれに失敗すれば、その都市は瞬く間に転落し、激しい痛みを味わいかねない。全て順調だった時に急成長の原動力になった集積効果が、今度は衰退を加速させるのだ。(P.197)

「ビッグ・プッシュ」の経済学
このような悪循環に陥った状況は、「貧困の罠」と呼ばれる。この罠を抜け出す方法は1つしかないと、王(ワシントン大学の経済学部長)は気づいた。その方法とは、「ビッグ・プッシュ(=大きな一押し)」をおこなうことである。
...
現状の膠着状態を打ち破り、高い技能を持つ働き手と企業と専門サービス業者を同時に呼び込むために、周到な取り組みを実行する必要があるのだ。(P.260)
波のうえの魔術師
JUGEMテーマ:読書

次のサイトで紹介されていた1冊。
■ 絶対読みたい!経済小説 おすすめ15作家 48作品!!

静かに燃えるディールの様子が手に取るように感じることができる。
そして、その描写が透き通って感じるのは、著者が石田衣良だからだろう。
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