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2016.01.01 Friday
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評価:
森岡 毅 KADOKAWA/角川書店 ¥ 1,512 (2014-02-26) |
含み損は大嫌い(P.41)
大きく下げたところを買うのは出来ますが、ダラダラと下げていく中で、いつ底を打つかわからないような状況のもとで買い下がっていくのが苦手なのです。つまり、ナンピンがダメということす。
その代わり、ピラミッディングは特異です。ピラミッディングというのは、順張りの投資で、利益が乗ったところでさらに買い増していくというものです。
これは、ジェシー・リバモアという大投資家をモデルにした「欲望と幻想の市場」という本、およびリバモア本人の書「孤高の相場師リバモア流投機術」に書かれていたのですが、とにかくこの大投資家は、常識をひっくり返したような発想の持ち主で、高値を抜けたところで利益を確定させるのではなく、むしろどんどん買い増していくという投資法で大きな利益を出しました。
儲けるチャンスは年2回!(P.128)
具体的には次の2局面です。
・2月中旬〜4月中旬
・11月末〜12月末
どうせ買うなら月の後半が有利(P.135)
株式を押し目買いで買う場合は、月の前半よりも月の後半に買った方がいい
昼は値が下がり、夜は値が上がる(P.140)
TOPIXについて、「朝の寄り付きで買い、大引けで売る」日中パターンと、「大引けで買って、翌日の朝の寄り付きで売る」夜間パターンtについて、それぞれ毎日繰り返した場合にどうなるかを調べてみた。
すると、日中パターンはどんどん損失が広がり、夜間パターンではどんどん利益が積み重なるのです。
「犬も歩けば棒に当たる」という諺は、最近は「犬も出歩けば偶然いいことがある」という意味で使う人が増えているが、本来は「犬も出歩けば棒で殴られる。無駄なことはしないでじっとしている方がいい」という意味だ。犬が棒で殴られない時代になると、ことわざの意味までわからなくなる。(P.59)
●居留地自治規則の第一条は野犬対策
横浜の外国人居留地は人口が増加し、経済活動が活発になるにつれ、さまざまな問題を抱えることになった。1864年12月に初めて借地人総会が開かれ、自治組織である参事会が設け羅得ることになった。
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参事会の当面のテーマは幾つもあったが、そのひとつが衛生問題だった。埋立地の横浜は排水が良くなかった。
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参事会は条例案の第一に「野犬対策」を掲げた。ブラックは「野放図に走り回る危険な野犬に関するものだ。野犬は長年にわたって、公衆に多大の迷惑と害となっていた」と述べている。(P.104)
●明治人はなぜ洋犬を「カメ」といったのか
明治の初め、日本の犬たちはかつてない大変書くに見舞われた。明治維新、文明開化によって日本人の犬に対する価値観が変わったのだ。町や村でたむろするこれまでの生活が否定され、かつての里犬(町犬、村犬)は、洋犬に対して地犬と呼ばれ、西洋の犬よりも数段低い存在に見られ始めた。
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当時の日本人は洋犬をカメと呼んだ。
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幕末、横浜で刊行された英米人向けの日本語会話の本には、犬のことを「カム・ヒア」と明記してある。日本人が「カム・ヒア」を「カメや」と聞き違え、犬がカメになってしまったのだ。(P.168)
●犬の名も「カメ」にふさわしい名前に
明治9年の時点では、まだ「トラ」「クマ」「ムク」がありふれた犬の名前だった。見た目でつけられた里犬(町犬、村犬)の名前である。里犬は個人で飼っているわけではないから、だれもがわかる見た目の名前で呼ぶほうが都合が良かった。里犬の名前はその地区の共通の符牒だった。
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明治35年...「犬の名はみな西洋風か西洋まがい」になってしまった。「西洋まがい」の代表例がポチだった。
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明治43年...犬の名前の調査結果...
1位ポチ15、2位ジョン13、3位マル12、4位クロ10、5位アカ8、6位ポーチ7、7位ボチ/チイ6、9位シロ、ハチ、チン、タマ5...
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どこもかしこもポチだらけである。どうしてこういう現象が起きたのか。そもそもポチとは何者なのか。外国語なのか、日本語なのか。
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幕末から明治期にかけての犬の絵を見ると、ぶち犬が非常に多い。洋犬もぶち犬が多い。ぶち犬は普通「ぶち」と呼ばれている。私は長い間、ぶちがポチに変化したとおもっていた。...犬の歴史を調べていくうちに私の見解は変わった。
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幕末から明治、横浜居留地で飼われていた犬はグレイハウンド、ポインターに代表されるぶち犬が多かった。日本人は毛色で犬を呼ぶ習慣だから、「おい、ぶち」と声をかける。聞いた方は「ぶち」とは「パッチ(Patch)」のことかと思って、「イエス、パッチ」または「パッチーズ(Patches)」と答える。日本人は「そうか、ぶち犬はパッチというんだ」と納得する。こういうやりとりを繰り返したあと、ぶち→パッチ→ポチと定着していったのではないか(P.274)
評価:
川原礫 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス ¥ 637 (2014-08-09) |
評価:
グロービス,吉田 素文 東洋経済新報社 ¥ 2,592 (2014-10-31) |
ファシリテーションの現場において自分が考えることを減らすしかありません。つまり以前に十分な準備をし、本来あるべき議論の姿をイメージしておく。そして、その場で出てくる発言を適切に位置づける地図を頭のなかに持っておく必要があります。(P.12)
上位の方針や目的を、その理由や背景とともに具体的に理解することが重要です。(P.6)
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「腹落ち」とはこのように、「目的と理由」を深く理解し、「具体的なあるべき姿」を自ら描き、「ワクワク感や当事者意識」を持てるレベルまで納得するということです。(P.7)
「到達点の仮置き→参加者の上京を予想し、出発点を決める→必要な時間問jっ際にある時間を比較し、到達点を調整する」という流れです。
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つまり「その議論が終わった時点で、参加者・自分がどのような状態になっていればよいのか」を言語化し、明確に意識できるようにいsます。(P.28)
「集団」の進化ステップ(P.195)
烏合の衆 → 対立 → 団結 →変革
評価:
川原 礫 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス ¥ 637 (2014-10-10) |